昨日の話ですが。
ホントーに久しぶりに中野ブロードウェイへ。
ほぼ5年ぶりくらい。
ここ10年くらいで、アングラの聖地から、
急速にオタクの聖地に変わったこの場所ですが、
オイラの一番の目的は、
ココです。

「丸子亭」(まりこてい)
誰も元ネタにたどり着くわけがないので、
自分で言っちゃいますが、
あのマンガの主人公の名字はココから頂いています。
主人公格の2人の名前の由来は、オイラが気に入った飯屋です。
それ以外の残りのキャラは、わかりやすい別由来です。
ここのご飯は本当においしいです。

看板の麦とろごはんも、もちろんそうですが、
特に味わい深いのは、けんちん汁。
わかりやすく派手な味付けは何もありません。
じんわりと体に染み渡るようなおいしさ。
「味わう」とは、まさにこの店のためにあるような言葉です。
23区内に住んでいたころは、
コレを食べるために、チャリでブロードウェイに行くのが、
休日イベントでした。
値段は少々高めですが、
レジャーだと思えば、そこまででもありません。
中野ブロードウェイに足を運んだ際には、
オタクグッズ購入を1点減らして、ぜひ。
似たようなムック本、ちょいと出しすぎなんじゃないの?
という、A出版社。
まあ、自分も、
「またほぼ同じ記事だなぁ」
と思いつつ、
結構買っちゃったりしてるわけですが。
そして今回。
「ロードバイクスタートBOOK」

こりゃなかなかいいですよ。
ロードを買う前に、買ってから、
一通り知っておくといいことがちゃんと書かれています。
全部読む必要はありません。
あらかじめざっと眺めておいて、
必要な時にまた参照する、という感じでいいと思います。
「全部わかってる」という人も、
再確認として眺めてみるのもいいかもしれません。
コレがあれば、オイラの漫画、いらないなぁ。
なんて。
いや、まあ、
まだ、やるべき事はたくさんあるんですけどね。
ロード乗り始めの方、オススメですよ。
自転車で一番重要な部品は何か、と問われれば、
それはもう間違いなく、
「ブレーキ」
なわけですが、
コレのシュー調整って、結構難しいんです。
それを簡単にできるアイディア工具が、
Tacx(タックス)のブレーキシューチューナーです。
写真の青いヤツ。

一時期、供給が間に合わなさ過ぎて、
どこでも売り切れ御免の一品でした。
最近、(なのかな?)
ジャグワイヤーのブレーキパッドチューナーという、
同様の工具が発売されています。
写真の黄色いやつです。
コレ、いいですよ。
実はTacx版は、使い勝手がよくありません。
少なくとも自分にとっては。
大ぶりで、フロントフォークに干渉することがあるし、
リムへのセットも少し手間です。
重大な問題は、
リムに引っ掛ける爪が小さくズレやすいことと、
自分の使い方が悪いのかもしれませんが、
ブレーキシューの位置が、かなりタイヤ側にセッティングされること。
ギリギリ大丈夫ですが、
シューがタイヤに接触しそうになります。
でも、簡単にトーイン調整ができるのが、
この工具だけだったので、
ありがたく使っていたんですが。
ジャグワイヤー版。
後発だからか、Tacx版のネガをつぶすように仕上がっています。
リムに引っ掛ける爪も大きめで、ずれる感じがありません。
シュー位置もばっちり決まります。
分割されているので、一見使い勝手が悪いように思えますが、
左右でチューナーの位置が多少ずれていても、
シューのリムとの隙間からすれば、コンマ何ミリの話です。
たいして気にする必要はありません。
シマノのブレーキアーチなら後から簡単に調整できます。
そして何より、値段がTacx版の1/3くらい。
これから工具をそろえる人にとっては、
まず躊躇する必要のないくらいの値段のはず。
ひとつ、+αの使い方。
リムに両面テープで張り付けて使いましょう。
Tacx版はそんなことしなくていいように、
あの形にして、
それゆえ、多少の使い勝手の悪さを招きましたが、
ジャグワイヤー版は、そこは割り切ってきた感じです。
なので、
両面テープで唯一のネガをつぶしてやれば、
完璧なご機嫌工具になります。
何となく気の重かったブレーキシューいじり。
コレで、
イジリたくなること必至。
ただし、左右を間違えないように。
トーイン、逆になっちゃいますからね。
Tacx版はローテーション方向が書いてありましたが、
ジャグワイヤー版はコストを下げるためかモールドのみ。
自分で、マジックなんかでローテーション方向を書いておいてやると、
より完璧ですね。
つい最近、
版元がかわって再販になっていたことを知りました。
10年以上前に一回だけDVD販売されただけで、
手に入れることが事実上不可能だった作品。
映画好きの評価と、発売元の評価がここまで差のある作品も、
そうありませんでした。
結果、DVDは5万くらいまで値をつける業者まで出てくる始末。
まあ、買う人がいるとも思えませんでしたが。
「エロティクスF」のお題で、
「好きな映画3本」(実際には5本答えましたが、)の中に入れませんでしたが、
それはこの作品の扱いがそんなだったからです。

さて、
よく、「料理映画の傑作」と評される本作ですが、
それはこの映画のほんの一部をかじっているにすぎません。
「宗教」とか「料理」とか本作を彩る素材・調味料はいろいろありますが、
それを超えたところに、この作品の魅力はあります。
今回のDVDにはブックレットとして監督のインタビューが付いています。
そこでも同様のことが語られています。
繰り返し言いますが、
この映画において「料理」はどうでもいい要素です。
「料理」を超えた部分をじっくりと味わってください。