10年ほど前まではいっぱいあったんですが、
最近は、とんと見かけない刺繍サドル。

ここんところのフレームやサドルのカラーリングは、
ミョーにパキッと塗り分けられていて、
まあ、それも悪くは無いんですが、
たとえばフレームなど、
昔みたいな、エアブラシの吹きムラとか、飛びチリとか、
そんな、
ちょっとしたぬくもり感があってもいいのかな?と。
サドルでは、
セラSMPが刺繍を使っていますが、
あれはロゴだけだし。
レーパンがすれて穴が開く、と、
嫌われることもある刺繍サドルですが、
反面、滑り止め効果があるので、
痛し痒し。
この、ポワッとした優しい感じ、
全体、硬質になりがちなチャリの中にあって、
いいアクセントになると思うんですけど。
震災の影響で、自転車に乗る人が増えてるとか増えてないとか。
ガソリンの値段が、またまた高騰してることもあるのかな?
で、そんなこんなで、ヘルメットの話。
きっと初めて買う人もいると思うので。
ヘルメットは、あまり重量にこだわらないほうがいいです。
200gを切るような軽量ヘルメットも結構出ていますが、
300gを切っていれば、日常使いとしては十分。
お店などで、かぶり比べると、
たしかに200gのほうに魅力を感じますが、
300g前後のものでも、走っているときは全く気になりません。
ヒルクライムレースなんかの勝負時には軽量ヘルメットは魅力的ですが、
普段使いではデメリットの方が大きい感じがします。
一番の問題は、「弱い」こと。
OGKカブト社の大ヒット作「モストロ」シリーズ。
かっこいい、かぶりやすい、かるいの3拍子で、
ここ数年の大定番品になりましたが、
自分の周辺を見る限り、ちょっとの衝撃で割れています。
メーカー側は、
「割れることによって衝撃を吸収している」
と説明していますが、
ちょっと簡単に割れすぎなんじゃ?という印象を受けるのも確か。
「吸収できる衝撃力が低い」
感じがします。
OGKがそのあとに出した、
モストロの後継の「レジモス」は重量が増えましたし、
モストロの改良型の「MS-2」も重量が増えました。
ともにLサイズで220gくらい。
このあたりが現実的なラインなのかな。
重いヘルメットの代名詞?、GIRO社。
世の中の軽量ヘルメットの流れにあわてたのか、
数年前に「プロライト」というモデルを出しました。
カタログ値175g!!
最初のうちはプロのレースでも使っているのを見かけましたが、
結局、300gのイオノスをかぶっている選手のほうが多いです。
やっぱり、プロライトでは安心感がないのかな?って感じ。
単純に考えれば、
そこそこ重さがある方が、当然、
エネルギーを吸収する発泡素材の量が多いわけで、
いざ、というときは安心です。
特に日常使いは、自分のスピードだけじゃなく、
他の、例えば車などの、エネルギーも加算されるわけなので、
実はレースの時よりも、何かあった場合に受ける衝撃は大きいかも。
しっかりしたヘルメットのほうがいいですよ。
写真は、今まで自分が使ってきたヘルメット。
手前に来るにしたがい、新しいもの。

LAS社ばかりですね。
自分の頭の形にあってます。
と、文章を作ってたら、
GIRO。
新型ヘルメットがレースに投入されてますね。
「ツール・デ・フランドル」で、
ラボバンクチームがかぶってましたよ。