今ごろまとめて購入。

「楽園通信社奇談/ビブリオテーク・リヴ」
(奇の字はホントは糸偏つき)
は
出来ればB5版で出して欲しかったですね。
この版型に押し込むにはもったいない仕事。
「リプライズ」は、ほぼ同人誌で持っている内容でしたが
それでもありがたいですね。
眺めているだけで幸せなひと時を過ごせます。
残念ながら「リプライズ」は古書で購入。
普段からマメにチェックしたりしないので
こんなことになります。
佐藤明機さん、スイマセン。
「パラダイスバード」の時は
線が整理されすぎていて少し残念な気がしましたが
慣れました。
「パラダイスバード・クロニクル」
相変わらずのいい仕事。
今晩の酒の肴として味わいます。
オイラの尊敬する漫画家さんの一人、
佐藤明機(さとうあきとき)さんの新刊が出ています。
「パラダイスバード」

新刊が出るのは、実に15年ぶりだそうで。
過去の出版物を並べてみました。
5冊に見えますが、
実際は3作品です。

ウチ2冊は新装版なので。
一番奥にあるのは同人誌。
これを見た時は衝撃を受けました。
むかしむかし、学生時代の話です。
わかってもらえないと、少し悲しいですが、
以来、多大なる影響を受けています。
こんな風にはとてもじゃないけど描けませんけども。
どこからか適当に拝借してきたようなSFやファンタジーとは、
見ている世界が根本的に違う、
ニヤリとする本物感があります。
SFやファンタジーが好きなら、
こういう間口の広げ方もアリますよ。
是非。
ずっと心を占めているマンガ。
一つの目標。

こういう作品を描いた人が、
もう少し幸せに生活していけるような、
そんな漫画業界だとうれしいなぁ、と思うのですが、
まあ、ちゅうにっぽいですか。
スイマセン。
最初のバージョンが1988年出版。
改変されたバージョンが2001年出版。
「他者との競争に如何にして打ち勝っていくか」という作品に、
そろそろ飽きてきたなぁ、
と感じているような人にオススメします。
出来れば初期バージョンで読んでいただきたいのですが、
今、それを所持している人たちは、
とても大事な宝物、として持っているはずなので、
なかなか、かなわないことかもしれません。
望めるのなら、10年に一回ずつでも、
初期バージョンで復刊してもらいたいものです。
毎回買います。