今年のツールを見ていて
ふと思ったこと。
スポーツ観戦者にこそ
スポーツマンシップが必要だよなぁ、
と。
ツール・ド・フランス 2018 が終わりました。
自分は後半あたりからちゃんと見始めたんですが、
最初から見ればよかった。
面白かったですね。
スプリンター勢の大量リタイア、
スカイの殿様集団コントロール、
などで
面白くない、と言われた今年のツール。
でも、第11ステージで
ゲラント・トーマスがマイヨ・ジョーヌに袖を通し、
日に日に、目に野望の色が見えるようになっていってから
俄然、面白くなりました。
本来求められている面白さとは違うのかもしれませんが
コレも定期的に巡ってくる定番の戦いですからね。
10年間、ツールの裏方で走ってきた男の目の前に
突如ぶらさがった陽の当たるポジション。
見ていて面白くないわけがないですよね。
暑い中、ヤビツを上るモチベーションにもなりました。
と思ったら
ウィギンスもカヴェンディッシュも
素晴らしいですね。
やっとこさ、
煩雑な用事が片付きだして
オリンピックを眺めていられるようになってきました。
というわけで、
その前に終わってしまった自転車競技は見逃してしまいましたが、
カンチェラーラ
相変わらず凄いですね。
今年で引退予定とか、凡夫からすると信じられませんが、
本人にしか見えない世界があるんでしょう、
仕方がないですね。
結局、アワーレコード挑戦はないまま終わりそうです。
着々と準備をしていたのに、直前でルールを変更されちゃ
モチベーションが下がるのも仕方ありません。
引退まで、あと何レース残っているかわかりませんが、
あの魅力的な走りを少しでも長く堪能したいものです。
録画でタイムトライアルやってくれないかなー
いまさらですが、
全日本選手権ロードレース。
今年のコースはすごかったですね。
1周獲得標高498mを 12周。
つまり、
総獲得標高 約6000m!!
さすがのアラシロ選手も
最後のほうはへろへろしてましたが。
ヤビツ9本分かぁ。
走りきれるだけですごいですね。
プロはさすがプロだなぁ。
グーグルのトップページが
ツール仕様になっている件。
人によって、受け止め方は相当違うと思います。
ロードに乗っている人、乗っていない人。
ロードレースを観戦している人、していない人。
リアルタイムで追っていた人、追っていなかった人。
自分は全て、前者です。
そして、
熱烈なファン、というところまではいかないけれど、
自分にとって、
ランス・アームストロングは、
プロサイクリング競技におけるヒーローの一人であり、
今でもまだそれは変わりません。
確かに失望はしました。
今回のテレビ番組のインタビューの受け答えも、
まだ「人として」おかしなところがあるように思います。
でも、
当時のランスのレースを見ていて、
その後のサイクリング界の流れを知っている人は、
なにがしかの覚悟ができていたと思います。
個人的な感想に限定します。
少なくとも自分にはありました。
ランスは黒だろうと。
だけれども、物的証拠がなく、摘発されなかった以上、
限りなく黒に近いとしても、それは「白」です。
推定無罪。
「白」で扱われるべきはずだと思っていました。
当時の幻想をそっとしておいてほしかった、
ということもあります。
都合がいいことを言っているのは分かっています。
幻想を「幻想」と知っていながら、
放置しようとしたのは自分の罪です。
自分も含め、
同じような人たちは今、罰を受けています。
ドーピングの是非は自分にはわかりません。
この問題は、
自分程度が語るには難しすぎます。
でも、規則に従うべき競技の中では違反であることは確かで、
そのうえで、ランスには大きな罪があります。
その罪は償わなくてはなりません。
それでも、あの時、
ランスの走りを見て、
何かをもらった人たちがいることは事実です。
そして、
当時、ランスの走りを見ていた人達に、
いまだに擁護派がいるのも、
「もしあの時、全選手がクリーンで戦っていたとしても
ランスが勝っていたんじゃないだろうか」
と思えているからじゃないでしょうか。
真実は誰にもわかりません。
グレッグ・レモンの言を見るに、
本当は勝てるはずがないのかもしれません。
そういうレベルに到達したことのない自分には、
見当もつきません。
それでも、今の自分は、
ランスがしなくてはいけない罪の償いが終わり、
また、なにがしかのレースに戻ってきたとしたら、
素直な気持ちで応援できるつもりです。
ウルリッヒがホビーレースに戻ってきた時のように。
このランスのドーピングの問題は、
時間をおいて、何回か考えたいと思います。
巻き込まれた人があまりにも多く、その期間も長く、
問題が複雑すぎます。
USADAの問題、
UCIの問題、
トレック社の問題、
サイクリング競技(特にステージレース)の在り方、
当時クリーンで戦った選手達、
当時の競技関係者、
自転車趣味における影響、
等々。
時間がたつと、また、
思うことも変わるかもしれませんし。
生放送では見られないんですかね。
日本人6人も出るのに。
JスポーツもNHKも何やってるんだか。
いろんな事情があるんでしょうから、仕方がありませんが。
まあ、
録画では見られるようなので、
最悪な状態ではないですが、
自転車競技の冷遇状態はまだまだ続きそうです。
ロード世界選手権 放送予定。
NHK・BS1 10/7 15:00~
2週間、楽しみに待ちますか。
結果はどこからか聞いちゃうだろうけど。
とか言ってたら、
オリンピック男子タイムトライアルでも、
LLサンチェス、やってくれてました。
スタート時の踏みこみ一発でのチェーン切れ。(!!!!!)
パンク。
サンチェス・・・・・
切れたのは、シマノのチェーン?
ロンドンオリンピック真っ盛りの時に、
ツールネタってどうなのよ、
と思いつつ。
重要なことを書き忘れてたので。
今回のツールでオイラ的に一番面白かったのは、
ルイス・レオン・サンチェス vs. チームスカイ
でした。
最後のTTまで笑わせてもらいました。
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